2014年9月28日 ジャックマール=アンドレ美術館 Musee Jacquemart-Andre
1902年 ベアトリスさんがお願いし出来上がったファベルジェのロスチャイルド・エッグ
この間に、イギリス系ロスチャイルドから日本に対して戦争資金の貸し出しがあった
1904年 日露戦争勃発
1905年 第1次ロシア革命勃発
日露戦争終結
ベアトリスさんの実弟のお嫁さんにそのエッグを結婚祝いにプレゼント。
1914年 第1次世界大戦開始
1917年 第2次ロシア革命勃発
ちなみにファベルジェさんはバリバリのキリスト教徒の宗派だったのかな。
まあ、それはいいとして。
パリに、また別の銀行家だった方のご夫婦の邸宅が“美術館”として公開されていて、
ジャックマール=アンドレ美術館 Musée Jacquemart-André
奥様のNélie ネリーと呼ばれたCornélia・ Jacquemart コーネリア・ジャックマール さんは画家。
お父様が男爵(ジェローム・ボナパルト(ナポレオン1世の3番目の弟さん)の部隊で中隊長として待機していたが、彼と対立することになって陸軍を辞め、その後両替商をしたりするようになったとかなんとか)で、選挙を援助したり、また両替商をされてたようで、
彼女自身は、美術学校に初めて入った女性だった。
結婚したとき、彼女は40歳でエドゥアールさんは48歳。二人に子供はいなかった。出会ったとき、ふたりはそれぞれ、上流階級の肖像画家、銀行家一族の相続人となっていた。
付かず離れずのいい関係の状態になっていたある時、ご主人のほうから「生涯の伴侶になってくれ」と申し出があったとのこと。そして、ネリーさんからのお願いで、自分は画家として独立した身なので苗字はビジェ-ルブランのように、自分も夫婦二人の苗字をくっ付けた形で名乗りたいとのことで、ジャックマール=アンドレの形になった。
二人は美術館や博物館の設立などに尽力し、イタリアやロシアで絵画を収集していたが、エドゥアールさんがロシアで体調を崩してしまう。
しかしまた、彼女は日本を始めに、世界一周旅行を計画したけれど(すでにこの時エドゥアールは亡くなってる)、インドに着いてから挫折したのかヨーロッパに戻ったりしてる。
自画像。かなり自己主張強そうな感じ。若草物語の「ジョー」みたいな感じ。けっこうお上手なタッチ。
ご主人のÉdouard François Andréエドゥアール(英読みエドワード)・フランソワ・アンドレ さんはお父様が上流社会の御用達の銀行家で(さる伯爵夫人の遺産の邸宅を購入して、超豪奢に再建させたくらい。でも結局政府に転売したらしい)、そもそもお母様は現在のフランス中央銀行の理事(管理者)だった方のお嬢様だった。そして、もともと本人の父方のお祖父様はフランス南東地方出身の有名な銀行家一族とか。
なんと、フランツ・ヴィンターハルターによる作画。ふぅうーん。
アンドレさんほうは士官学校を経て軍職に就き、ユージェニー皇后に見出されナポレオン3世に個人的に仕えていた精鋭のエリートだったとかなんとか。
結局、“銀行家”というより、親が銀行の株主だった方の邸宅みたいな感じ。
邸内は「どんだけー」「いかほどー」というほどゴージャス。
ゴージャス・・・・・・。
邸内撮影禁止だったので、
公式ホームページを御参考に。
公式ホームページの邸宅の外観写真さん
公式ホームページの邸内の写真さん
公式ホームページの邸内のコレクション画の写真さん
アンドレさんとコーネリア(もしくはネーリー)さんが朝食を摂っていた場所がカフェになっていて
高いけど有名なカフェの公式ホームページの写真さん
ちなみにここの美術館は入場に対して、前もってネットで予約購入しなければ入れないようになってる感じです。
入力してメールの返事が来たのをプリントアウトして、入場券を見せなければなりません。
公式ページのオンライン予約購入ページ
1.“reserver”をクリック
2.“Date”(希望日付)をカレンダーをめくったりしてクリック
3.“Veuillez choisire votre horaire”(希望時間)15分刻みをクリック
4.“Quantite”(人数)を選択
5.“Ajouter Au Panier”(計算する)をクリック
6.“Valider”(確認する)をクリック
7.“Nouveau client ?”(はじめての方ですか?)“Devenir Client”(入会する 会員にならないと入れないらしい)をクリック
8.次の画面で必要事項を入力。
*Mot De Passe はパスワード、Organisme はおそらく職業(自分のときは何を入れたか忘れました)、Prenom は名まえ(姓ではない)、Ville は都道府県。
こんな感じで。
ここの公式ページの入場料の説明では12ユーロ(通常料金、子供学生等割引なしの場合)
なんですが、14ユーロ(オーディオ・ガイドなし)支払うようになってるんですが、
説明で2ユーロ多いのは管理料のためって、書いてあるんですよね。
くわしくは下記を参考にされてください。
TARIFS* :
料金
Avec audioguide : plein tarif 17 € / tarif réduit 15 €
オーディオガイド付き : 17ユーロ/割引料金15ユーロ
Sans audioguide : plein tarif 14 € / tarif réduit 12 €
オーディオガイドなし : 14ユーロ/割引料金12ユーロ
*オーディオガイドはおそらく日本語はなかったと思います。
Tarif réduit : enfants de 7 à 17 ans, étudiants, demandeurs d’emploi.
割引料金対象者 : 子供 7歳以上17歳まで、学生、無職の方。
Gratuité : moins de 7 ans, membres et personnel de l’Institut de France, journalistes et visiteurs handicapés.
入場無料対象者: 7歳未満、フランス学士院の会員、記者、ジャーナリスト等、ハンディキャップの観光客
Offre famille : entrée gratuite pour le 2e enfant âgé de 7 à 17 ans (sous réserve de deux entrées plein tarif et une entrée enfant payantes). Le billet gratuit correspondant à l’offre famille sera délivré le jour de votre visite.
家族割引: 大人2人と子供1人(通常料金)を支払っての家族での入場で、2番目の子供が7歳以上17歳まではその子供は無料になる。これを希望する場合は、入場の際、申し出をするよう。
話は 後日に 続く・・・
2014.09.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類